駐車場としての土地活用は低コスト低リスクであることがメリット

空き地を駐車場として活用することは、初期費用を少なく抑えられることから、 例え利用してくれる人が少なく、収益が少なかったとしても、ダメージを最小限に留めることができる点が大きなメリットです。

賃貸マンションやアパートを建築しての賃貸経営では、ある程度の初期費用が必要となる代わりに、得られる賃料も大きいです。対して駐車場経営では得られる賃料はそれほど大きくないという点が、デメリットともいえるかもしれません。

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少子高齢化が進み空き家問題が深刻化する中、マンションや一戸建てなどの新築工事を止めるわけにはいかないわが国の経済事情。10年20年後には賃貸物件に対しての需要は現在よりも減少していることが予想されます。

ローコスト、ローリスク、ローリターンともいえる駐車場としての土地活用は、 もちろん立地条件には大きく左右されるものの、空いている土地の収益化の方法としては一番の近道であるとともに、これからの時代でも安定した収益を得られる土地活用方法であるといって過言ではないでしょう。

駐車場運営会社による一括借り上げ

ローリターンであるとはいえ、最低限支払わなければならない固定資産税分 以上は収益を得ることが条件となります。

そして駐車場の運営経験のある方はほとんどいないでしょうから、一からご自身で駐車場運営を行うというのはかなり無理があります。

近年では駐車場運営を専門に行う会社による「一括借り上げ」というサービスが多く見られるようになりました。具体的にはコインパーキングとして運営できるだけの需要がある土地であるかを、運営会社によって調査し、その土地に適正な賃料を設定。料金システムなどの設置費用については運営会社が負担。オーナーは駐車場として利用可能となるよう舗装する費用だけを負担する。といった形のサービスです。

土地オーナーは何もしなくてOK

集金や保守・清掃、機器の点検、クレーム対応等、管理に関してもすべて請け負ってくれるので、土地オーナーは何もしなくて良いため、駐車場運営の知識など全くなくても問題なく始められる点は大きな魅力といえます。

また、賃料保証制度を設けている場合がほとんどで、仮に利用者が少ない月があっても定期的に安定した収益を得ることができます。

多くの場合、2年間などの期限での契約となるため、賃貸マンションなどのように居住権などの制約を受けることもありません。契約期間が終了した時点で、他の土地活用方法を再検討することも容易です。

コインパーキングの賃料相場とは

コインパーキングを運営する際、最も気になるのがどの程度の収益を得られるのかですが、土地周辺の相場から決定される賃料から算出することになります。 周辺の月極駐車場の1ヶ月の賃料の、およそ1.2倍~1.5倍程度が適正賃料とされていて、例えば周辺の月極駐車場で1台1ヶ月の賃料が1万円だった場合なら、 1台あたり1万2000円~1万5000円が相場となります。5台分のスペースが確保できる土地であれば、6万円~7万5000円の収益となります。

月極として運営する場合だと、賃料保証はない場合がほとんどで、空きがでてしまえば、その月は空き台数分の賃料が減ってしまいます。もちろんコインパーキングとして成立する需要が見込まれる土地でなくてはなりませんが、月極と比べると安定して高い収益が得られるといえます。

また、立地条件によって、月極と時間貸しとを混在させるといったフレキシブルな活用方法が可能な場合もあります。

自動販売機の設置が有効なケースも

コインパーキングというと、支払いの際に100円玉、500円玉などの小銭があると便利です。お札しか持っていなくて、特に欲しいわけではなかったけど、缶ジュースを買って小銭をつくった経験のある方も多いでしょう。

そういった点では、同時に自動販売機を設置することで、さらに収益を得るという選択肢もあります。自販機を設置する場合は、機器そのものはリースで初期費用0円、電気代のみをオーナーが負担し、保守や商品の補充、集金などは自販機リース会社が行うというフルオペレータータイプのサービスが主流で、コインパーキング運営と同様に、何もしなくて良い点も魅力的です。収益は売上の20%前後とあまり大きくはありませんが、コインパーキングとして成立する立地であれば、検討してみる価値はあるでしょう。